操作パネルの大まかな名称と役割
心電図 心電計

心電計

操作パネルの大まかな名称と役割 例

機種により装備されている機能や名称などは異なります。

ここでは大まかな名称と役割を記載しています。

 

電源スイッチ(キー、ボタン)

電源コードやアースコードの接続を確認した後、電源を入れます。

 

記録開始・停止(スタート/ストップ)スイッチ(キー、ボタン)

記録の開始や停止時に操作します。

 

誘導切替スイッチ(キー、ボタン)

12誘導の切り替えをします。

機種により同時に記録される誘導数(チャンネル数)は異なります。

自動で切り換わる機種もあります。

 

感度調節スイッチ(キー、ボタン)

記録時の感度(波形の振幅)を調節します。

最初は標準感度 10mm/mV に設定します。

対象者の波形のフレが小さかったり大きかったりした場合は調節

します。

1/2、1、2、の3段階に調節できる機種が多いようです。

フレが大きい場合は1/2に、小さい場合は2に調節します。

 

紙送りスイッチ(キー、ボタン)

記録用紙の速度を調節します。

最初は標準速度 25mm/sec に設定します。

必要に応じて速度を切換えることができます。

機種により異なりますが、5,10,12.5,25,50mm/sec の5段階に速度

を切り換えることができるものもあります。

 

雑音フィルタのスイッチ(キー、ボタン)

雑音を除去し、きれいな波形を記録する時に使用します。

雑音フィルタにはハムフィルタ、筋電図フィルタ、ドリフトフィル

タ、ハイカットフィルタなどがあります。

機種により装備されているフィルタの数又は種類は異なりますが、

ハムフィルタは殆どの機種に備わっています。

必要な時だけONにします。

記録する前は必ず雑音の原因を取り除いておきます。

雑音が入った波形が記録された場合はその雑音に合った原因を再度

確認して除去するか、雑音フィルタをONにします。

 

より正確な波形を記録する為には、事前に雑音に対する対策を

実施しておく必要があります。詳細は下記をご参照ください。

心電図の雑音(ノイズ)について

 

較正電圧スイッチ(キー、ボタン)

感度を確認する時に操作します。

このとき描かれる波形を較正曲線(キャリブレーション??)といいます。

標準感度が1であれば、1mV=1cmの振れになります。

感度が1/2であれば、1mV=0.5cmの振れになります。

感度2であれば、1mV=2cmの振れになります。

最初は1mV=1cmの標準感度に合わせます。

各誘導に必ず較正曲線を入れます。

較正曲線は心電図のT波の終わりからP波が始まるまでの平坦部

に入れます。

 

熱ペン位置調整ツマミ

記録時の熱ペンの位置を調節する時に操作します。

それぞれの誘導(チャンネル)の波形が記録紙の中央に描かれる

ように調整します。

 

熱ペン温度調整ツマミ

熱ペンの温度を調節する時に操作します。

波形の色が濃かったり、薄かったりした場合に調整します。

温度が高いと濃くなり、低いと薄くなります。

 

インスト(INST)スイッチ(キー、ボタン)

対象者に装着した電極からの生体信号が心電計内の増幅器に流れ

るのを遮断すると同時に、増幅回路やフィルタの電荷を放電させ

る役割があります。その為、出力電圧はゼロになります。

較正曲線や熱ペンの調節、記録用紙の状態などを確認する時には

インストをON(出力電圧をゼロ)にします。

熱ペン直記式記録器の原理

ペンの先を熱して、感熱記録紙に波形を記録する装置です。

増幅された電気信号によって熱ペンが動きます。

一定の速さで送り出される記録紙に、熱せられたペン先が触れる

ことで、波形が描かれます。

 

心電計の記録方法の種類

心電計の記録方式には、熱ペン直記式(感熱紙を使用)

サーマルヘッド式(感熱紙を使用)、インクジェット式、

インクペン式などがあります。

新しい心電計の記録方法には、サーマルヘッド式が多く使用されて

きています。

続きはこちらです→ 心電図検査の実施手順 概要

心電図検査 項目一覧



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参考文献

書籍

「心電図・ナースのためのワークブック」金芳堂

「ナース必携最新基本手技AtoZ」EXPERT・NURSE 保存版 小学館

「ナース必携・心電図マニュアル」 臨時増刊号 保存版 小学館

「写真でわかる基礎看護技術②」株式会社インターメディカ

「最新医学大辞典」医歯薬出版株式会社

 

インターネット

ウィキペディア

http://ja.wikipedia.org/wiki/心電図