看護用語詳細 筋肉内注射
看護用語詳細


筋肉内注射とは? 


筋肉内に薬液を注入することを、筋肉注射又は筋肉内注射

といいます。

筋肉は皮下組織の下にあります。

皮下組織よりも血管が多いため、皮下注射よりも吸収が早いです。


 

目的・方法・針のサイズ・部位・注意点など


目 的 

刺激性の強い薬剤や油性、懸濁液などや、皮下注射に比べて量

が多い場合などに実施されます。


注射針のサイズ 

21~23G

油性の薬液の場合は21G  

☆薬剤の種類によっては、20Gを使用するケースもあります。


注射液の量

1ml ~ 5ml  

量は目安です。

☆薬液の種類や年齢などにより異なります。    


注射針挿入時の角度

注射部位に対して90度。


注射後のマッサージ

よく揉む 

☆よく揉むことにより、薬液の吸収を良くして、硬結(しこり)や

疼痛、変色などを防ぎます。

★ 揉んではいけない薬液もありますので、注射する時は薬剤師や

医師に確認してください。薬剤に添付されている説明書の確認も

必要です。          


注意すること

皮下注射と同じですが、皮下注射よりも深く刺すためより注意が

必要です。筋肉内は血管も多いため穿刺後、注射器内に血液が

逆流してきたら速やかに針を抜いて圧迫します。

激痛がした場合もただちに針を抜きます。


 

注射する部位 


三角筋(上腕外側の肩の筋肉)、大腿部、臀部(お尻)の

中殿筋(外側の上)


☆子どもや痩せている方は、お尻に注射した方が安全です。


●上腕三角筋の注射部位

肩峰の約三横指下。

 

●臀部の中殿筋の注射部位

クラークの点

上前腸骨棘と上後腸骨棘を結ぶ線の外側から1/3の部分。

上前腸骨棘は両側腸骨(骨盤最大の骨)の前方の突き出た部分。

腰に手をあてた時に前に触れる突き出た部分。

上後腸骨棘は両側腸骨後方の突き出た部分。

腰に手をあてた時に後方に触れる部分を後ろに辿っていくと、

上後腸骨棘に触れます。

腹臥位になった時はわかりやすい??。

上前腸骨棘はわかりやすいですが、上後腸骨棘はわかり難いですかね。

 

4分3分法

臀部片側の左右上下それぞれニ等分にします。

全部で4等分になります。

片側臀部の中心(4等分になった中心)から上方の外側45度の角度

で線を引きます。引いた線を3等分します。

注射部位は45度で引いた線の外側

1/3の部分になります。

 

ホッホシュテッツの部位

実施者(注射する人)の手掌を大転子部に置いて指を開きます。

第2指(人差し指)を上前腸骨棘に置いた時に、第2指と第3指

及び腸骨稜に囲まれた中心が注射部位になります。

大転子は大腿骨上部の外側に突き出た部分。

側臥位にするとわかりやすいですかね。

 

*多く実施されているのは4分3分法、安全性がより高いのは

クラークの点。

 

◆メモ◇~~~~~~~~~~

皮膚の構造

体の表面から順に「表皮 真皮 皮下組織」から成り立っています。

皮下組織の下が「筋肉」になります。

体表面に近いほど、体内への吸収が速度が遅くなります。

吸収速度が違うことにより、目的も違ってきます。

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参考文献

書籍

最新医学大辞典(医歯薬出版株式会社)

ポケット看護辞典(廣川書店)

写真でわかる基礎看護技術①看護技術を基礎から理解!(株式会社インターメディカ)p27~p36

OXFORD ポケット看護辞典 廣川書店

ナース必携最新基本手技AtoZ EXPERT・NURSE 保存版 小学館

ポケット版カルテ用語辞典 編集大井静雄 照林社発行 小学館発売

 

インターネット

ウィキペディア

//ja.wikipedia.org/wiki/注射


最終更新日 2015/9