看護用語詳細アンプルカット  
看護用語詳細


アンプルカットとは? 


アンプルの頚部のくびれている部分に、アンプルカッターで傷を

入れて、先端を折ること。又は、あらかじめ傷のあるアンプルを

カットすること。



アンプルカットする時のポイントと注意点


イージーカットアンプルの場合  

*イージーカットアンプルとは、カットしやすいように、頚部に

あらかじめ傷がついているアンプルのことです。

 

① アンプルの頭部の部分に薬液が残っている場合は、頭部を軽く指

でたたいたり(はじく感じで)、 ゆっくり転倒させたりして、薬液を

胴体の部分に移動させます。

 

② 頚部(くびれた部分)の傷がついている部分を、手前に見える様に

真正面にもってきます。

*ワンポイントカットアンプルの場合は、傷の真上に丸いマークが

ついています。

 

③ 傷のついている部分をアルコール綿などで拭きます。

*消毒とともに、異物などの混入を少しでも防ぐことが出来ます。

 

④ アンプル頭部の持ち方は、マークのついている部分より少し上に、

利き手の親指の腹をあてて、裏側は人差指と中指の腹でしっかり支え

ます。

*大きいアンプルの場合は、裏側は親指以外の4本の指をそろえ、

4本の指の腹全体で支えるようにしてカットすると安全です。

小さいアンプルは、親指と人差し指だけでも折ることは出来ますが、

アンプルのガラス片の混入を防ぐ為と怪我をしない為に、カット部分

にはなるべく、負荷がかからないようにします。

 

⑤ アンプル胴体の持ち方は、傷がついている少し下の部分に、反対

側の親指の腹をあて、裏側は残りの4本の指をそろえて、指の腹全体

で支えるようにして把持します。

 

⑥ アンプル頭部を向こう側に折ります。ポイントマークと反対側の

方向です。  

*アルコール綿などをアンプルの上部から頚部にかけて、覆うように

してカットすると、指の怪我を防止できます。  

 

 

アンプルカッターを使用する場合 

 

① アンプルの頚部、くびれの部分をアルコール綿などで拭きます。

 

② アンプルカッターで清拭した部分に傷をつけます。

*アンプルカッターの形にもよると思いますが、ハート形の小さい

ヤスリを使用して傷をつける場合は、アンプルの頚部にヤスリの

くぼんだ部分をあてて、2~3回少しまわすようにして傷をつけます。

 

③ 傷を付けた後、もう一度アルコール綿で拭きとります。

*消毒と異物の混入を防ぐ為です。

あとはイージーカットアンプルと同じです。

 

★大きなアンプルは特に注意して下さい。

無理に折ろうとせず、正確な位置を確認しなおしてカットして下さい。

それでもカットできない場合は、アンプルカッターで再度傷をつけて

やり直して下さい。

最初は小さいアンプルで何度も練習しておくといいと思います。

 

 

注意点と対策 


◆注意点

①ガラスの細かい破片などの異物が薬液に混入しないようにする。

*ガラスをカットする時は微小なガラスの破片が生じるため、

薬液への混入を防ぐ必要があります。


②細菌などの混入を防ぐ。

 

③ガラスで指などに傷をつけないようにする。


◆ガラス片などの異物が薬液に混入しないための対策

カットする部分への負荷を最小限にすることが大切になります。

*特に大きなアンプル(20ml 50mlなど)は気をつけます。


①力を入れすぎない。


②アルコール綿などの活用。


③指の腹全体でしっかり把持し頭部を持ち上げるようにして折る。


④プラスチックアンプルの使用。


*最近では大きなアンプルはプラスチックアンプルに切り替えて

いるところもあります。


◆細菌などの混入を避ける為の対策

①可能であれば、調剤室など清潔な環境下(クリーンルームなど) で

実施する。

☆病室内での実施は緊急時以外は避ける。


②実施する前に手を清潔にする。


③アルコール綿などでの消毒をしっかりする。


④異物などの混入を最小限に抑える(上記の対策と同じ)


◆ガラスで指などに傷をつけないようにする為の対策

① カットの部分に負荷をかけすぎない。

怪我をし易い部位は人差指です。

カットする角度にもよりますが、人差指の第一関節の側面で把持して

カットする場合があります。この方法だと力が入り易くてカット

し易いですが、大きいアンプルの場合は怪我をし易くなります。

又カット部分の負荷が強くなるため、ガラス片が混入しやすく

なります。理想としてはなるべく、指の腹全体で把持してカット

した方が安全です。


②傷がついている部分が正確に確認できる様に真正面に位置させる。

アンプル頭部と傷がついている部分を直角にカットすること。

斜めになると折れにくくなります。無理に折ると形が崩れカット面が

あらくなり、怪我をし易くなります。又負荷が強くなるためガラス片

が多くなります。その為正確な位置でカットすることが重要になります。


③アルコール綿や滅菌ガーゼなどをあててカットする。

 

④傷がつかないように、前もってゴム手袋やカットバンなどで保護

しておくと安心です。

 

⑤慌てないこと。

 

⑥力を入れすぎないこと。

 

⑦最初は小さいアンプルでコツをつかむ。


 

ま と め  


①慌てないこと


②無理に折ろうとしない

カットし難い場合は、傷の位置を再確認したり、アンプルカッターで

再度傷をつける。


③指に傷をつけない様にゴム手袋やカットバン等で指を保護しておく


④アルコール綿や滅菌ガーゼなどをあててカットする


⑤最初は小さいアンプルでコツをつかむ

回数を重ねると力の入れ具合や、きれいに割れ負荷のかからない

持ち方など、体が自然に覚えてきます。


⑥力を入れすぎないように


⑦大きなアンプルは特に注意して取り扱う





サイト内コンテンツ




参考文献

書籍

写真でわかる基礎看護技術①看護技術を基礎から理解!

(株式会社インターメディカ)

ナース必携最新基本手技AtoZ EXPERT・NURSE 保存版

(小学館)

ポケット版カルテ用語辞典 編集大井静雄 照林社発行

(小学館発売)


インターネット

ウィキペディア

//ja.wikipedia.org/wiki/



最終更新日:2015/9