フタラール製剤の特徴 対象となる医療機器
高水準:フタラール製剤


フタラール製剤の特徴


揮発性が低いため、気道や眼の粘膜に対して刺激が小さく、消毒の

為の浸漬時間が短いという特徴があります。

 

グルタラール製剤より、芽胞に対する効力は弱いようです。

刺激性は低いですが、すすぎが十分でない場合は、即ち医療機器等

に薬剤が残留したものを粘膜などに使用した場合は、粘膜を損傷

するリスクがあります。特に超音波白内障手術器具類や尿道に挿入

する医療機器などには使用しないほうがいいようです。

 

アナフィラキシーショックなどの重篤な症例も報告されているよう

です。皮膚や粘膜に触れた場合は、黒色に変色するリスクもある

様です。

 

 

対象となる医療機器などなど


グルタラール製剤と同じですが異なる点は、人体内(無菌状態の

部位)に使用する場合は、適切な滅菌処理が必要になります。

グルタラール製剤の場合は化学的滅菌が可能ですが、フタラール

製剤の場合は、化学的殺菌・消毒までが可能です。


*芽胞に対する効力がグルタラール製剤よりやや劣るようです。


*ニッケルでメッキされた金属やステンレス鋼では、長期浸漬に

より、わずかに変色することもあるようです。


 

用途・目的


・汚染された医療機器等の殺菌消毒

 

 

濃度と浸漬時間


ディスオーパ消毒液 0.55% の場合は、浸漬時間5分となっています。

芽胞に対しては、5分では十分な効力は得られないようです。

 

◆メモ◇~~~~~~~~~~~

フタラール製剤の商品名例

ディスオーパ   など

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続きはこちらです→ 過酢酸製剤 

 




洗浄・消毒・滅菌 項目一覧





サイト内コンテンツ




◇参考文献

インターネット

厚生労働省HP内 

「無菌操作法による無菌医薬品の製造に関する指針」の改訂について

//wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T110422I0020.pdf

◎「医療施設における院内感染(病院感染)の防止について」

//www.mhlw.go.jp/topics/2005/02/tp0202-1a.html

医療施設における院内感染の防止について

www.mhlw.go.jp/shingi/2006/09/dl/s0906-3d.pdf

平成16年度及び平成17年度試行物質リスク評価書 p28~

www.mhlw.go.jp/shingi/2006/09/dl/s0912-6g.pdf

医薬品医療器機総合機構HP内

「滅菌法及び無菌操作法PDF」

www.pmda.go.jp/public/pubcome_200906/file/004-0906.pdf

人工呼吸の安全セミナーテキスト P9-p10

www.info.pmda.go.jp/anzen_gyoukai/file/jamei01.pdf

各商品の添付文書

一般社団法人・日本医療機器学会HP内

◎医療現場における滅菌保証のガイドライン2010 p96~

www.jsmi.gr.jp/guidelinenew010.pdf

洗浄評価判定ガイドライン

www.jsmi.gr.jp/senjyou.pdf

社団法人・日本感染症学会HP内 洗浄

www.kansensho.or.jp/sisetunai/2008_3_pdf/04.pdf

ウィキーペディア

ja.wikipedia.org/wiki/消毒

ja.wikipedia.org/wiki/消毒薬

ja.wikipedia.org/wiki/滅菌

ja.wikipedia.org/wiki/洗浄

ja.wikipedia.org/wiki/オルトフタルアルデヒド

ja.wikipedia.org/wiki/グルタルアルデヒド

ja.wikipedia.org/wiki/過酢酸


書籍

「クラールビジュアルテキストブック・よくわかる微生物」医学芸術社 p110-p115

「最新医学大辞典」(医歯薬出版株式会社)

「ナースのための感染症対策マニュアル」文化放送ブレーン p14,p15

「ナース必携最新基本手技AtoZ/保存版」小学館 p252-p266