気管内挿管とは? 挿管の目的 挿管の挿入部位 挿管の適応 

気管内挿管 概要


気管内挿管とは?


管を気管内に挿入することです。


 

気管内挿管の目的は?


医療機器を使用して、気道を安全かつ確実に確保して、肺胞内での

空気の出し入れ(換気)が出来るようにする。



挿入部位は?


口(経口挿管)

例外を除いて、第一に実施される挿管方法です。

短時間で実施出来ますが、口腔の清潔保持が難しく、他の方法より

患者さんの負担が大きい。

挿入期間の目安は、1~2日。

 

鼻(経鼻挿管)

経口挿管が困難な時に施行されます。

主に、耳鼻科や歯科の手術の際や、開口障害、下顎骨骨折、頚椎

損傷などの患者さんは経口挿管が困難になります。

経口挿管が手技的に難しい場合(鼻からの方が、解剖的に挿入し

やすい為)。

患者さんへの負担は、口からの挿管よりは軽い。

挿入期間の目安は、2週間ほど。

 

気管切開(経気管)

気管切開の場合は、気管カニューレを挿入します。

長期間、人工呼吸器が必要な時や、自力で痰を喀出することが難

しい場合などに実施されます。

口や鼻からよりも、患者さんへの負担は軽いですが、手技が難し

いです。

 

*気管切開についての詳細は下記をご参照ください。

 気管切開について

 

 

どういう状態の時に挿管するの?


自力呼吸が困難な時

自力での呼吸が困難な場合は、人工呼吸器の助けが必要になりま

す。緊急で実施されるケースが多い処置になります。

交通事故ややけどなどの外傷の場合や内科的疾患、例えば、脳梗

塞や脳出血、急性心筋梗塞などの時が比較的緊急で挿管するケー

スが多いと思います。

呼吸状態が徐々に悪化するケースとしては、脳疾患、肺疾患、

呼吸筋の麻痺、末期で全身状態が悪化した時などに実施されます。

 

全身麻酔で手術をするとき

全身麻酔の時は、挿管して呼吸管理を行います。

 

心臓手術後など安静が必要な時

心臓の手術直後は安静や緊急時に備え、手術室から挿管した状態

で集中治療室などに入室します。

 

続きはこちらです⇒ 挿管時の必要物品

 

 

 

気管内挿管項目一覧




呼吸器管理・ケア 項目一覧


サイト内コンテンツ



◇参考文献

書籍

「ロールプレイで学ぶ 呼吸ケア・呼吸管理のキーポイント」 p124~p129メディカ出版

「写真でわかる臨床看護技術② 呼吸・循環・創傷ケアに関する看護技術を中心に!」 p63~p73インターメディカ

「はじめて人工呼吸器」p12~p17メディカ出版

「ナース必携最新基本手技AtoZ」 p55~p60EXPERT・NURSE 

「器械的人工呼吸マニュアル」ナース専科」 p28~p30 文化放送ブレーン

「続カラー版マンガで見る手術と処置」 p36p~39小学館 

「最新医学大辞典」 p279 (医歯薬出版株式会社)

「イラスト救急処置マニュアル」南江堂

「気管吸引のガイドラインを完全準拠 わかる!できる!気管吸引あんしん教育ガイド」 p9~p12メディカ出版

「呼吸サポートチームのための呼吸管理セーフティーBOOK」 p106~p111  MCメディカ出版


インターーネット

「厚生労働省HP」

「ウィキペディア」