カフ圧計の使用方法 三方活栓とシリンジを使用

気管内挿管:カフ圧計の使用方法

 

☆カフ圧計の種類や医療機関、取り扱う人などにより操作方法は、

多少異なります。


カフ圧計の使用方法:三方活栓とシリンジ


●三方活栓とシリンジを使用する方法 例 

 

*カフ圧計の種類や取り扱う人によっては、圧を微調整し難い場合

もあるようです。その様な場合は、三方活栓とシリンジを使用

して計測する方法もあります。

 

シリンジは 3ml 5ml 10ml のいずれかを使用。

 

①接続チューブをカフ圧計と気管チューブに接続する

カフ圧計のルアー接続部に付属の接続チューブを接続します。

反対側(気管チューブに接続するほう)に三方活栓を取り付けます。

三方活栓にシリンジを接続します。

 

*接続する時は破損しないように、リークがないように注意します。

 

②カフ圧計の圧の設定

カフ圧計のグリップ(インフレーションバルブ、空気ポンプなど)

を押して指示された圧又は適正な圧まで上げます。

接続チューブの先まで圧をかけます。

圧が高ければリーリスボタン(圧力調製ネジなど)で空気を逃が

し、低ければグリップ(インフレーションバルブ、空気

ポンプなど)で空気を送り込みます。

適正な圧よりもやや高めに上げた後に、徐々に空気を抜いて調節

した方が設定しやすいようです。

圧の設定が確認できたら、設定した値がずれないように三方活栓

で全閉鎖します。その後、気管チューブのパイロットバルン

(インフレーションライン)のバルブ(一方弁)に接続します。

 

*接続チューブはカフ圧計側がルアーロック式、気管チューブ側が

ルアースリップ式になっています。

接続する時は破損しないように注意します。

 

*ある程度膨らませることで、気管壁にカフをより均一に密着させ

ることが出来ます。

 

③カフ圧を調節

三方活栓を全開放して、気管チューブのカフ内圧を調節します。

圧が低い場合はシリンジで空気を送り込みます。

高い場合は空気を抜きます。

シリンジのほうが微調整がし易い。

 

*適正な圧はカフの種類(気管チューブの種類)などで多少異なり

ます。

参照→ 適正なカフ圧について

 

④カフ圧計を外す

調節後は、リリースボタンを離しても、適正な圧が維持されている

か確認します。

聴診や人工呼吸器の換気量のチェックなどで、エアリークの有無を

確認します。

圧の設定が終わったら、三方活栓を閉鎖して、パイロットバルン

(一方弁)から、接続チューブ(三方活栓、シリンジ含む)を

取り外します。

 

*三方活栓やシリンジを使用することで、圧の調節がよりスムーズ

にでき、圧をより正確に調節できるようです。

 

*接続チューブや三方活栓、シリンジなどを使用しなくても計測で

きます。気管チューブのパイロットバルーン(一方弁)を直接、

カフ圧計(ルアー接続部)に接続して計測する方法もあります。

 

*バキュームバルブのあるカフ圧計では、カフ内の空気を完全に抜

く(脱気)時に使用します。

ない場合はシリンジで脱気。 

 

◆メモ◇~~~~~~~~~~

カフの脱気について

抜管する時はカフ内の空気を全部抜きます。

気管粘膜の血行障害などの予防の為に実施する脱気は、適正な

カフ圧が維持されていれば、必要はないようです。

脱気することで誤嚥の量が多くなり、肺炎のリスクが高まる為です。

脱気する必要性がある時は、口腔や鼻腔、咽頭、カフ上部などに

貯留した分泌物を吸引しておきます。

 

三方活栓のタイプ

コックのタイプ

1バー タイプ(一つのバー)

3バー タイプ(3つのバー)

コックが45度の角度で全閉鎖(全ロック)

~~~~~~~~~~~~~

 

続きはこちらです→ 適正なカフ圧について

 

 

 

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サイト内コンテンツ



◇参考文献

書籍

「ロールプレイで学ぶ 呼吸ケア・呼吸管理のキーポイント」 p124~p129メディカ出版

「写真でわかる臨床看護技術② 呼吸・循環・創傷ケアに関する看護技術を中心に!」 p63~p73インターメディカ

「はじめて人工呼吸器」p12~p17 メディカ出版

「ナース必携最新基本手技AtoZ」p55~p60 EXPERT・NURSE 

「器械的人工呼吸マニュアル」ナース専科」 p28~p30 文化放送ブレーン

「続カラー版マンガで見る手術と処置」 p36~p39 小学館 

「最新医学大辞典」p279 (医歯薬出版株式会社)

「イラスト救急処置マニュアル」南江堂

「気管吸引のガイドラインを完全準拠 わかる!できる!気管吸引あんしん教育ガイド」 p9~p12メディカ出版

「呼吸サポートチームのための呼吸管理セーフティーBOOK」 p106~p111 p130~p140 MCメディカ出版


インターーネット

医薬品医療機器情報提供ホームページ内

ハイ・ロー・ハンドカフ圧ゲージII

//www.info.pmda.go.jp/ygo/pack/13B1X00069VB001A_A_08_01/

自動カフ圧コントローラ

//www.info.pmda.go.jp/ygo/pack/13B1X00069VB002A_A_02_01/