脈拍の異常と原因

脈 拍

脈拍数の測定時間


1分間の測定が基本になりますが、整脈であれば、15秒又は

30秒間でもいいとされています。

記録は1分間の測定値で記録します。15秒の場合は4倍、

30秒の場合は2倍の数値になります。

不整脈がある場合は正確に1分間又は2分間測定します。

 

 

脈拍数の測定時間


強く押さえずに、3本の指(示指、中指、環指)の腹を軽くのせて、

脈の触れるのを確認してから測定します。

部位によっては、少し力を入れる場合もあります。

橈骨動脈や足背動脈、総頸動脈は、指をあてるだけ、又は軽く押さ

えるだけで触知出来る場合が殆どですが、他の動脈は、少し押さえ

込むようにして指をあてると、触知し易くなります。

 

人により血管の走行は異なる為、拍動を感じる部位も多少異なって

きます。

 

部位や体格、年齢などによって触知しにくい場合があります。

触知しにくい場合は、少し力を入れてみたり、触診する部位を

かえます。

 

循環器疾患等がある場合は、部位によっては触れにくくなります。

血液循環障害の程度や有無を確認する時は、心臓から遠い橈骨

動脈や足背動脈から、左右同時に触診して確認してみます。

皮膚の温度や色、冷感、しびれなどの症状も確認します。

左右差があれば、血圧を測定します。

 

ショックなどで血圧が低下している場合は、心臓により近い

総頸動脈や大腿動脈等で触診します。

  

総頸動脈触診時の注意点

総頸動脈の触診の際は、脳への血流障害や迷走神経を刺激する危険

がある為、左右同時の触診や強い圧迫は避けます。

頸動脈洞を強く圧迫すると、迷走神経が過剰に反応して、

徐脈や血圧低下を引き起こす危険があります。又、両側同時に

圧迫すると、脳への血流障害の危険があります。

特に高齢者の場合は

*頸動脈洞には血圧を感受する圧受容体があります。

 

最終更新日 2017/05/10

 


◇参考文献

書籍

「わかって身につくバイタルサイン」学研 2013年 p46~p49 p60

「フィジカルアセスメント ナースに必要な診断の知識と技術」第4版 医学書院 2007 p27~p30 p80~p83

「ナース必携最新基本手技AtoZ」EXPERT・NURSE 保存版 小学館 1994 p27~p30

「介護職員等のための医療的ケア 喀痰吸引・経管栄養等の研修テキスト」p50 p51

「イラスト救急処置マニュアル」南江堂 p76 p77

「人体生理学ノート」金芳堂 p86 p87

「家庭医学大百科」主婦の友社 p1232

「ゼロからわかる救急・急変看護」成美堂出版 2013年 p31

 

インターネット

http://ja.wikipedia.org/wiki/拍動

http://ja.wikipedia.org/wiki/心拍数

http://ja.wikipedia.org/wiki/不整脈