放熱とは? 放熱の機序 放熱の調節 放熱を妨げる要因
放熱

体温について 放熱

 

放熱とは?


放熱とは、基礎代謝や運動代謝などで産生された熱(産熱)を、

体外へ放散することです。

熱を外に逃がさないと体内にこもってしまうことになります。

 

 

放熱の機序


放熱の主な機序には、蒸発、輻射、対流、伝導、などがあります。

 

蒸発

発汗や不感蒸泄(呼気や皮膚などから)


輻射(熱放射)

熱が電磁波として外に放射される。


対流(熱伝達)

外気温が皮膚温より低いと、皮膚の温度は冷やされる。

皮膚温が外気温より高い場合は、皮膚周辺の空気が温まり、温まった

空気は上昇します。同時に温度の低い空気は温かい空気の下に潜り込

みます。

温度の低い空気が皮膚表面に流れ込むために温度が低くなります。


伝導

外気温に直接触れている皮膚温は体内温より通常は低い為、温度の高

い部分(血管など)から熱が低い方の皮膚の方へ移動。

直接肌を冷やすことで体温が下がるのはこの為です。

血液量が多い部分を冷やすと効果が高くなります。

例えば、冷やしやすく効果が高い部位は、腋窩や頸部、鼠径部などで

す。これらの部位には太い動脈が走っている為です。

 

 

放熱の調節


産生された熱を効率よく体外へ逃がすのに大きな役割を果たしている

のが血管と汗腺です。


血管の拡張

血管が拡張することで血管の表面積が広くなり、血液の量も増える

為、体外に逃げる熱が多くなります。

輻射、対流、伝導による熱の放散を多くします。


汗腺

発汗作用が促されることで熱の放散を多くします。

汗が蒸発する時に熱も一緒に奪われます(気化熱)。

 

 

放熱を妨げる要因


・脱水 

・外気温が高い 

・湿度が高い

・風がない

・衣服や掛け物などが多い 

・うつ伏せ(赤ちゃん)

・発熱している

・体温調節機能の障害、低下、

 未発達

 など


続きはこちらです⇒ 産熱とは?

 





 

 

バイタルサイン 項目一覧

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◇参考文献

書籍

「最新医学大辞典」 医歯薬出版株式会社 p869

「ナース必携最新基本手技AtoZ」EXPERT・NURSE 小学館 p33~p36

「フィジカルアセスメントナースに必要な診断に必要な知識と技術」医学書院 p33~p35

「ナースのための感染症マニュアル」ナース専科 文化放送ブレーン p22 p23

「人体生理学ノート」 金芳堂 p57

「ナースに必要な日常英語表現と略語」第2版 医学書院 p158

「ポケット版カルテ用語辞典」編集大井静雄 照林社発行 小学館発売 p8

「家庭医学大百科」主婦の友社 p1231


インターネット

「ウィキーぺディア」

http://ja.wikipedia.org/wiki/バイタルサイン

http://ja.wikipedia.org/wiki/体温